 コーチによっては、ストレングスファインダーやMBTIなど、ツールを用いて、あなたと向き合う方もいらっしゃると思います。
しかし、わたしは 原則こうしたツールは用いずに、コーチングを行います。
「天才とは、1%の才能と99%の努力」という言葉を耳にされたことがある方も多いでしょう。
成功とは、あるいは願ったことの実現とは、を主語にした時、1%の才能は、1%のひらめきや偶然に見える必然を引き寄せる力、と言い換えられるかもしれません。
多くのツールは、多数のデータをカテゴライズすることで、ある特徴をシンプルに際立たせます。混沌とした中で、美しい線を引き、物事を分かりやすくすること自体は、大変重要なアプローチです。かつて数学を勉強していた頃、補助線を一本引くだけで、世界が変わることに、わたしは本当に感動しました。
しかし、そこに線を引かれた痛み、あるいは失うものがあることを、コーチとしてのわたしは、見逃したくありません。人は驚くほど強い生命力を持つと同時に、とてもやわらかく、ごく僅かでも手荒く削っていい存在ではありません。
例えば、きれいに飾り付けられた柔らかなケーキにナイフを入れると、スポンジがつぶれ、デコレーションの細かなチョコレートは、はらはらとお皿に落ちます。ごくわずかな何かが失われ、それは、全体の1%にも満たない量でしょう。
しかしながら、人と人との違いは、こうした僅かなところから生まれる、あるいは現れる、と思うのです。
あなたがリソースフルで、クリエィティブな存在として、この世に生まれてきたこと、そこであなたが持ってきたギフトの中に、失っていいものはないと考えています。少なくとも、コーチングの場は、それらを失うことを目的とはしません。それどころか、ごくわずかな生命力を信じる場が、コーチングの場です。
カテゴライズという作業は、日常にたくさん散らばるアプローチです。だからこそ、わざわざ信頼や尊重を大切にするコーチングの場に、カテゴライズを持ち込む必要はないと思っています。
時に、カテゴライズすることで、「あなたはXのタイプだから、Yになるのはしょうがない。」というメッセージを受け取る人もいるでしょう。そうして、こうしたメッセージは、自分と向き合うことに疲れた人にとって、カタルシスのように感じられる時もあるでしょう。
あなたが個人的に、ツールを使われることは、もちろん構いません。ご自分を知るきっかけやヒントを得ようとする気持ちを、ぜひ大切にされてください。ツールを試してみた結果、インスピレーションを得ることもあるでしょう。こうした場合、あなたの人生の主役は、あなたです。あなたがツールを使っていて、あなたはツールに使われていません
しかし、あなたではなく、他の誰かが何らかの「きちんとした」「理由」をもって、いかにも「正しそう」に断定した結果を、もとにしたコーチングは行いません。そのツールにどんなに権威があろうと、何千万ものデータを元にしたツールであろうと、同じです。
あなたの人生の主役は、いつでもあなたご自身です。あなたがご自分のギフトを使って、何になることを選択するのか、どうあろうとしているのか、わたしはいつもそこに最大の好奇心を向けています。あなたもわたしも、これからもっともっと進化し、輝いていく存在です。
「Aというツールで、Bという結果が出たから」を前提にしたコーチングを望まれる方は、他のコーチをご指名下さい。
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